がんつ@前編

見てきたのでさらっと感想。


原作は読んでません。映画の番宣のみの知識で見に行ったのだけど、それが正解だったのかな。単純にSFっぽいおたく映画として面白かったです。グロいシーンが多いと言えどそのシーンが暗いからはっきり見えるわけでなく、個人的には全然問題のないレベル。までも人間にしろ宇宙人にしろ飛び散るのはエグいですが、原作はもっとえげつないらしいのでだいぶ映画用にソフト描写にしたみたいです。CGもかなり良かった。日本映画にありがちなCGショボい残念さはなかったと思います。CGを使うのは夜のシーンが多いから上手くごまかせたのもあると思うけど。
個人的に驚いたのはくろのの手足がもげてるシーンがあったことかな。じゃにタレってそう言う役はやらないイメージだけどやっぱりにのは別格なんですね。
あと意味もわからず宇宙人と戦って、バーチャルっぽいのに制限時間内に死んだらジエンドと言うリアリティがあるんだかないんだかの非現実世界で、がんつが採点するときの各メンバへのツッコミはサブカルアニメらしくて笑ってしまいました。「すぎもと見すぎ」とか「見られすぎ」とか「いたの?」「いたね」とか。人間を戦闘のコマとしてしか扱ってないがんつのシュールさ。こういう捻くれ具合嫌いじゃないですw そういや田中星人ってなんとなく20世紀少年を連想させるキャラだったなぁ。どちらかが影響受けてるのかしら。
すぎもとはキャラ自体がエロサービスだと思うけど、その田中星人にヤラれそうになってるシーンはかなりアキバ系のエロ度満載で笑いました。好きだよねぇ巨乳がいじめられるとか言う設定w
あとくろのと加藤の背景が意外としっかり描かれてたのだけど、くろのが就活やってる学生で何かとこないだのフリーター誠治と被ってしまって、誠治ががんつスーツ着てるように思えて笑ってしまいました。でもくろのがダークヒーロー的な不敵な笑みを浮かべたところは「これがにののくろのなんだー!」と思ってぞくぞくしましたけど。にのが演じるとやっぱり影のある人になるよね。それがにのの演技が好きな理由のひとつかも知れない。
後半は原作とは別の話しになるみたいなので、だいぶ不安もありつつ楽しみでもあります。こう言う話しってハッピーエンドになるわけはないし、かといってどっちらけで投げ出すわけにもいかないし、落としどころが凄く難しいと思うんですよ。ともかく後半の予告を見た瞬間、明日にでも続きを上映して!と思ったので後半も楽しみです。